次の作業
GWの間もメロンは育ちます。もちろん、みんなお休みなしです。
背丈も伸びて、雄花・雌花がたくさん咲きました。実がつくのは「雌花」だけ。不用な雄花は刈り取ってしまいます。こうなると、いよいよ「ミツバチ」の登場。
JAに頼んで、養蜂業者さんからミツバチのレンタルをします。的場農園には全部で9棟のハウスがありますが、成育していくのは順番なので、様子を見ながら(着果したかどうか)順番に回していきます。朝、箱の入り口から飛び出していき、一日蜜を求めて飛び回りながら受粉をお手伝いしてくれます。賢いこの子たちは夕方になると今日のお仕事はおしまいとばかりにまた箱に戻っていきます。これから3週間余り、的場農園の各ハウスへお引越しを繰り返しながらお世話になります。
さて、いよいよメロンの赤ちゃんができました!!
おちびちゃんたちがあちこちに出現。
うぶげにおおわれて、ちょっとちくちく。先っぽにはまだお花がついてます。
メロンの赤ちゃんをたくさんついたままにしておくと栄養が行きわたらないので、一本のメロンの木に3つぐらいの赤ちゃんが残るように摘果していきます。刈り取った子メロンたちはお漬物にしたり、冬瓜のように炊いたり、これはこれでおいしいんですよ。
木の成長も止めてしまいます。大体170㎝くらいのところで遊び蔓を一つ残してこれ以上大きくならないようにてっぺんをカット。
あとは赤ちゃんの成長を楽しみに、お手入れ、お手入れ。
赤ちゃんメロンから子メロンへ、成長をとげるメロンたち。
だいぶ成長したメロンです。高さが10㎝程度、直径が7㎝程度になったところで3つのうちからとうとう1つに厳選して甘く大きくなるように再び摘果していきます。
的場農園のハウスメロンは1本の木に1個。甘さとおいしさと栄養を一個に集めます。
このころには畑のメロンもハウスと同じ手順で植付けが終わり、はっぱも増えてハウスに追いつこうと成長しています。隣の麦畑もずいぶん大きくなりました。この麦たちはこの後刈り取り、露地メロンの伸びていく蔓の寝床になります。
直径14・5cmくらいまで大きくなりました。いよいよこの枝の最後の1個を決めてほかの子メロンたちは摘果です。
重くなるので枝の負担を減らすため1個ずつ丁寧にひもで吊るします。
これくらいの大きさになるとメロンの表面に傷のようなものが出てきます。これがやがてあの独特のメロン模様になっていきます。この傷が少しずつはっきりと太くなり、やがては白く浮かび上がってくるわけです。
見てください!いよいよメロン誕生です。ずいぶん大きくなってきました。もっともっと大きく甘くなるようにこれからいっそうハウスの温度管理や風通しに気を付けていきます。
メロン模様もあざやかになってきてます。大きさも重さもかなりものも。これはどのくらいのサイズになるか、楽しみです。大きくなぁ~れ。
露地栽培の畑も順調に発育しています。つるがずいぶん伸びてきました。露地栽培はハウスと違って1本の木につるを2本立てにして合計で3個のメロンを収穫できるよう調整していきます。麦の敷き藁の上でちょっとずつ手を伸ばしていきます。近所のみつばちくんたちのおかげで、早い木は着果しています。